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『2020年 笑顔2月号』障害年金が2階建てになるとき

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笑顔2月号の全文はPDFでご覧ください

 

障害年金が障害基礎年金と障害厚生年金の2階建てで支給されるのは、厚生年金保険の加入中に、障害の原因となった傷病の初診日がある場合です。

浩二 知り合いが私と同じ病気で障害年金をもらい始めました。2階建ての年金と言っていましたが、どういうことですか?

横山 障害基礎年金と障害厚生年金をもらっているのでしょう。障害年金の等級のうち1級と2級は、2階建てになっています。

浩二 私の障害年金は2級ですが、障害基礎年金しかもらっていません。以前は厚生年金に加入していたので、私の年金も2階建てになりますか?

横山 障害年金を受けるきっかけになった病気で初めて病院へ行ったのはいつですか?

浩二 以前に勤めていた会社を辞めてしばらくしてからです。

横山 そうすると、初診日は、厚生年金加入中ではなく、国民年金加入中ということですね。

浩二 はい、在職中ではありませんでした。

横山 障害年金が2階建てになるのは、厚生年金加入中に初診日がある場合です。

浩二 退職前は厚生年金に加入して厚生年金保険料が給与から天引きされていましたよ。その分は障害年金に反映されないのですか?

横山 厚生年金加入分は将来の老齢厚生年金の年金額に反映され、65歳以降は、障害基礎年金または老齢基礎年金のどちらかと組み合わせてもらうことができます。

浩二 払った厚生年金保険料は老齢年金としてもらえるのですね、安心しました。それにしても障害年金は初診日が大事なのですね。

横山 初診日はもらえる障害年金の種類にかかわるだけでなく、保険料の納付状況を確認する起点でもあるので、とても重要です。

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